「スマホの維持費が少しでも安くなれば…。」
「生活に必要だから料金が高くてもしょうがないかぁ…。」
スマホが生活必需品の現代社会では、こんな悩みを持っていてもほとんどの方がそのまま使っています。
ドコモ・au・ソフトバンクを利用していて、スマホの月額料金に不満が有るのなら格安SIMへの乗り換えをおすすめします。
最近は格安SIMのCMもよく流れているので、格安SIMという言葉を聞いたことが有る方は多いと思います。
ですが、私の周りで格安SIMを実際に使っているという人はほとんどいません。
「安いから電波が悪い。」
「どうせ聞いたこともないような小さい会社がやってるんでしょ?誰でも知っているドコモやau、ソフトバンクのほうが安心。」
「よくわからないから面倒くさい。」
本当にもったいないと思います。
格安SIMにすれば月々のスマホの料金を半額、人によっては1/3以下に抑えることが出来るのに。
確かにデメリットもあります。
でも、電波は悪くないですし、格安SIMの運営会社は楽天やDMM.com、イオンやLINEなど誰もが知っているような大手企業です。
格安SIMペディアでは、 格安SIMとはなんなのか、どんな格安SIMがあってどう選べばいいのかといった格安SIMのいろはから、主要格安SIMの特長や機能の使い方、格安SIMがもっとお得に使えるキャンペーンの情報をお届けします。
目次
迷ったらコレ!おすすめの格安SIM
「いろんな格安SIMがあってわからない!」
「手っ取り早く格安SIMに変えてスマホの月々の料金を抑えたい!」
このような方におすすめの格安SIMをご紹介します。
- IIJmio
- mineo
- DMMモバイル
IIJmioは家族で格安SIMを考えている人におすすめ
IIJmioは、家族で格安SIMを利用したい人におすすめの格安SIMです。
- 誰とでも3分/家族と10分: 月額600円
- 誰とでも10分/家族と30分: 月額830円
上記の2種類のかけ放題サービスが用意されていて、どちらのかけ放題も通話先が家族の場合かけ放題の対象時間がのびるので、家族と長電話をする人はかなり便利に使うことができます。
またIIJmioは、 現在契約しているSIMとパケットを分け合って利用することができるSIMを追加で発行できます。
プラン | 月額料金 | 合計金額 | |
父 | ファミリーシェアプラン(12GB) | 3,260円 | 4,660円 |
母 | データシェア(音声) | 700円 | |
子 | データシェア(音声) | 700円 |
家族で格安SIMの利用を考えているかたは、追加SIMを利用すれば費用を最小限に抑えることができます。
また高速通信ON/OFF切り替えやバースト転送機能、余ったパケットの翌月への繰り越し、高速データ通信の3日制限なし、など便利な機能が一通り揃っているので非常に使いやすい格安SIMです。
通信速度も安定しているので、一人で利用する方にもおすすめの格安SIMです。
IIJmioを利用して感じた特長や注意点などの詳細は以下の記事でまとめていますので、そちらも是非参考にしてみてください。
mineoはパケットを柔軟に使える独自のサービスが豊富
mineoは、パケットをプレゼントプレゼントしたりシェアしたり出来る独自のサービスが人気の格安SIMです。
- mineoユーザー全員でパケットを助け合う「フリータンク」
- 余ったパケットをプレゼントできる「パケットギフト」
- 繰り越したパケットを家族や友人とシェアできる「パケットシェア」
上記のサービスは、mineoを一人で利用していても様々な場面で役に立ってくれますし、家族や友人にmineoユーザーがいた場合はさらに便利に利用することができます。
また高速通信ON/OFF切り替えやバースト転送機能、余ったパケットの翌月への繰り越し、高速データ通信の3日制限なしなどの機能やサービスも充実していて、音声通話SIMでも最低利用期間が設定されていないのでいつ解約しても違約金が発生しません。
(MNP転出をする場合は、MNP転出手数料がかかりますので注意してください。)
mineoを実際に利用して感じたメリットやデメリット、口コミなどは以下の記事でまとめていますのでそちらも参考にしてみてください。
DMMモバイルはとにかく安く使いたい人におすすめ
DMMモバイルはとにかくコストを抑えたい人におすすめの格安SIMです。
DMMモバイルは、10GBまでは細かくプランが用意されていますが、どのプランでも最安値級で利用できます。
3GBの月額料金 | データ通信SIM | 音声通話SIM | |
---|---|---|---|
DMMモバイル | 850円 | 1,500円 | |
DTI SIM | 840円 | 1,490円 | |
楽天モバイル | 900円 (3.1GBプラン) | 1,600円 (3.1GBプラン) | |
エキサイトモバイル (定額料金プラン) | 900円 | 1,600円 | |
mineo (ドコモプラン・auプラン) | ドコモプラン | 900円 | 1,600円 |
auプラン | 900円 | 1,510円 | |
IIJmio (Dプラン・Aプラン) | 900円 | 1,600円 | |
NifMo | 900円 | 1,600円 | |
BIGLOBEモバイル | 900円 | 1,600円 | |
OCNモバイルONE | 1,100円 | 1,800円 | |
LINEモバイル (コミュニケーションフリープラン) | 1,110円 | 1,690円 |
5GBの月額料金 | データ通信SIM | 音声通話SIM |
---|---|---|
DMMモバイル | 1,210円 | 1,910円 |
DTI SIM | 1,220円 | 1,920円 |
楽天モバイル | 1,450円 | 2,150円 |
LINEモバイル (コミュニケーションフリープラン) | 1,640円 | 2,220円 |
また契約後の基本プランの変更も簡単にできますので、月にどのくらいパケットを利用するかわからない人は、使いながら自分にあったプランに変更していくことができます。
DMMモバイルを実際に利用して感じたメリットやデメリット、口コミなどは以下の記事でまとめていますのでそちらもぜひご覧ください。
格安SIMとは
格安SIMとは、他社から無線通信インフラを借りて、安い料金でサービスを提供しているMVNOが発行しているSIMカードです。
スマホやタブレットなどで通信するには、SIMカードと呼ばれるものが必要です。
スマホの通信に格安SIMを利用することで、ドコモなどの大手キャリアと比較して月々の費用を大幅に抑えることができます。
格安SIMのメリット
格安SIMを利用している人は、ほとんどの方が月額料金の安さを理由に大手キャリから乗り換えています。
また格安SIMには料金の安さ以外にも様々なメリットが存在します。
月額料金が安い
格安SIMのメリットは何と言っても、大手キャリアと比べて圧倒的に料金が安いということです。
利用するパケットやかけ放題サービスの有無など、利用環境によっても変わりますが、 大手キャリアで毎月5,000円~10,000円払っていたスマホの料金が毎月1,000円~4,000円ですんでしまいます。
また、 格安SIMはもともと安い月額料金がキャンペーンでさらに安く利用する事が出来るようになるのも魅力のひとつです。
サービスエリアは大手キャリアと同じ
格安SIMを利用したことが無い人からこのような質問をよく受けますが、格安SIMの電波が悪いということは一切ありません。
前述した通り格安SIMは大手キャリアの回線を借りてサービスを提供していますので、 利用する格安SIMがドコモの回線を借りているならドコモと同じエリアで、 au回線ならauと同じエリアで、 ソフトバンク回線ならソフトバンクと同じエリアで利用できます。
二年縛りがなく契約期間がわかりやすい
大手キャリア同士での乗り換えや解約をしたことが有る方の中には、二年縛りというシステムで苦しんだ経験が有る人が多くいらっしゃるかと思います。
大手キャリアの二年縛りとは、
- 月々の基本料金をいくらか割り引きしますので今から二年間は使ってください。
- そのかわり二年縛りの期間に契約を解除すると9,500円の違約金が発生します。
というものです。そしてこの二年縛りがやっかいなのが、更新月(契約から25ヶ月目、26ヶ月目の2ヶ月間)に契約を解除しない場合、自動で更新されるところです。
「二年以上使って違約金も発生しないだろうから、違う会社に乗り換えよう。」
と契約を解除しようとしても、実は縛り期間中で解約するには違約金が必要だったりと、大手キャリアの二年縛りはユーザーにメリットが無い複雑なシステムです。
一方格安SIMも、 ほとんどの格安SIMで最低利用期間が設定されていますが自動更新は有りません。
ほとんどの格安SIMの最低利用期間は 半年~一年に設定されていて、最低利用期間内に契約を解除する場合は 契約解除料5,000円~10,000円が発生しますが、 最低利用期間をすぎると自由に契約を解除出来ます。(UQモバイルやY!mobileなど一部の格安SIMのプランでは二年縛りが設定されています。)
格安SIMの最低利用期間と違約金については以下の記事でまとめていますのでそちらをご覧ください。
格安SIMのデメリット
ショップが普及していない
実店舗などを展開しないで人件費を抑えた結果、格安SIMは大手キャリアと比べて安くサービスを提供出来るようになりました。
そのため、格安SIMの実店舗はまだまだ普及していません。
最近は楽天モバイルのようにショップの全国展開を進めている格安SIMや、家電量販店などにスタッフを置いてサービスを受注している格安SIMも増えてきてはいますが、大手キャリアと比べるとまだまだ店舗数が少ないというのが現状です。
実際に格安SIMを利用している方は、インターネットを使って公式ホームページで契約している方が圧倒的に多いです。
ホームページと店舗どちらでも申込みが出来るような環境の方でも、ホームページから申し込むのがおすすめです。
格安SIMではホームページでの申し込み限定のキャンペーンが実施されていることもあるので、店舗で申し込みをするよりホームページから申し込んだほうがお得に利用できる場合があります。
また、ネットでの申込みは24時間受け付けていますので店舗の営業時間内に時間がとれない方も申し込みをすることができます。
ただ、ネットでの申し込みは利用ができるようになるまで申し込みから3日~1週間ほどかかります。一方店舗で申し込みした場合、すぐに格安SIMを利用することが出来る店舗もありますので、すぐに格安SIMを利用したい方は店舗で申し込んだ方がいいでしょう。また、料金プランの説明などを受けたい方もスタッフがいる実店舗で相談しながら契約したほうがいいでしょう。
自分で設定が必要
格安SIMをネットで申し込んだ場合、
- スマホにSIMカードの挿入
- ネットワーク設定をする
といった作業を自分でしないと利用できません。
とはいえどちらの作業も難しいことは特になく、10分もあれば終わる作業です。
当サイトでも主要格安SIMの設定方法をまとめていますので、そちらを参考にしてもらえば簡単に設定はできます。
キャリアメールが利用できない
ドコモの契約者だったら「~@docomo.ne.jp」、auは「~@ezweb.ne.jp」、ソフトバンクは「~@softbank.ne.jp」の形式のキャリアメールを利用することができますが、格安SIMに変えてしまうとキャリアメールは使えなくなります。
G-mailなどのフリーメールサービスを利用すれば、メールアドレスが使えなくて困るということはありません。
ですが現在キャリアメールでメルマガやクレジットカードの支払い情報など重要な内容のメールの送受信をしている方は、格安SIMへの変更までに重要なメールの送信先を格安SIMで利用するメールアドレスに変更しておきましょう。
また、mineoは契約者に「~@mineo.jp」というアドレスを発行しています。
G-mailなどのフリーメールサービスに抵抗がある方は、mineoのような契約するとメールアドレスが貰える格安SIMがおすすめです。
クレジットカード払いが基本
格安SIMの料金の支払いは、ほとんどの格安SIMがクレジットカード払いしか対応していません。
そのためほとんどの格安SIMが、クレジットカードがないと契約できません。
口座振替・デビットカード払いに対応している楽天モバイルや「LINE Pay」に対応しているLINEモバイルのような格安SIMもありますが、クレジットカードがないと選択肢がかなり狭くなります。
クレジットカード払い以外に対応している格安SIMは以下の記事でまとめていますのでそちらもごらんください。
通信速度が不安定
格安SIMは大手キャリアから回線を借りてサービスを提供していますので、大手キャリアと比べると通信速度が遅くなることがあります。
通信速度の詳細は省きますが、通信を使う人が多くなる昼休憩の時間帯や、通勤・帰宅ラッシュなどの時間帯、また人が集まる都内などで通信速度が遅くなる可能性が高くなります。
総務省のアンケートの結果では、確かに大手キャリアと比較すると通信速度に不満を持っている方の割り合いは増えますが、通信速度に不満を持っている方の割り合いが高いというわけではありません。
格安SIMを利用している8割以上の方が、通信速度に満足、もしくは不満がないという調査結果が出ています。
とはいえ格安SIMを利用する人の地域、利用する時間帯などで大きく印象が変わってきます。
通信速度が不安な方は、自分の利用環境で満足な通信速度で利用できるかどうかを確認してから利用しするのもいいかと思います。
格安SIMにはデータ通信のみ利用できるデータSIMと、音声通話も利用できる音声通話SIMがあります。
データSIMには最低利用期間が設定されていないので、すぐに解約しても違約金がかかりません。
そのため、通信速度の確認で利用するのもおすすめです。
通信速度が不安な方は、データ通信SIMで自分の利用環境で充分な速度が出るかを試してみて、問題ないようだったらMNP転入で音声通話SIMを契約してみてください。
データ通信SIMの選び方は以下の記事で詳しくまとめています。