昔はほとんどの格安SIMでかけ放題がなかったので、通話料が心配で格安SIMに変更できないという人が多数いました。
ですが最近の格安SIMはかけ放題サービスが充実してきました。
特に楽天モバイルは10分以内の国内通話がかけ放題と、無制限のかけ放題の2種類のかけ放題オプションが用意されています。
そこで楽天モバイルの2種類のかけ放題と、通話料金が半額になる楽天でんわについてまとめました。
- 2018年7月1日から5分かけ放題は料金そのままで10分かけ放題になりました。
- 楽天モバイルの「楽天でんわ かけ放題」オプションは、2018年3月31日(土)23:59をもちまして、サービス終了となりました。(詳細⇒楽天でんわ かけ放題 by 楽天モバイル)
目次
楽天でんわ
まずは利用するだけで通話料が半額になる「楽天でんわ」を紹介します。
楽天でんわは通話料金が半額になる
格安SIMの通話料金は、通常30秒で20円です。
楽天でんわは月額基本料金0円で利用でき、利用するだけで通話料が半額の30秒10円になるお得なサービスです。
楽天でんわは電話回線を利用しているので通話の質が高い
通話料金を安くする割引サービスには、IP電話方式とプレフィックス方式があり、楽天でんわはプレフィックス方式で通話料金を割引しています。
IP電話方式はインターネット回線を利用して電話を発信するので、通話品質がインターネット回線の品質によっては著しく通話品質が悪くなってしまいます。特に移動中や電波の悪い所では声が聞こえなかったり、通話が切れてしまったりなんてことも。
楽天でんわが使うプレフィックス方式は電話回線を利用するので、ドコモなど大手キャリアで電話をかける場合とさほど変わらない通話品質で電話をする事が出来ます。
楽天でんわは電話番号がそのまま表示される
楽天でんわが利用しているプレフィックス方式は通話品質がIP電話方式に比べて良いという以外に、通話相手に自分の携帯電話番号がそのまま表示されるというメリットもあります。
楽天でんわの利用で楽天ポイントが貯まる
楽天でんわは、通話料100円につき楽天スーパーポイントが1ポイント貯まります。
さらに、楽天でんわの支払いを楽天カードにするとポイントは2倍たまります。
貯まったポイントは1ポイント1円で楽天でんわの支払いに使えたり、その他様々な楽天のサービスで利用できます。
専用アプリから電話をかけないと半額にならない
楽天でんわの利用方法は、専用アプリ「楽天でんわ」から通話を発信するのが簡単です。
楽天でんわアプリを利用しないで通常の電話アプリ(端末に最初からインストールされている電話アプリ)から発信する場合、楽天でんわのプレフィックス番号0037-68を相手の電話番号の前につけて通話を発信すれば楽天でんわが利用できます。
プレフィックス番号をつけないで通常の電話アプリで電話をかけた場合は、通常の通話料金20円/30秒が発生しますので注意してください。
楽天でんわ10分かけ放題
楽天でんわ10分かけ放題は、10分以内の国内通話が定額でかけ放題になるオプションサービスです。
楽天でんわ10分かけ放題の料金
楽天でんわ10分かけ放題は月額850円で利用できます。
楽天モバイルの音声通話SIMに楽天でんわ10分かけ放題を付けた場合の月額基本料金は以下の通りです。
プラン | 音声通話SIMの 基本料金 | 10分かけ放題 | 合計 |
---|---|---|---|
ベーシックプラン | 1,250円/月 | 850円/月 | 2,100円/月 |
3.1GBプラン | 1,600円/月 | 2,450円/月 | |
5GBプラン | 2,150円/月 | 3,000円/月 | |
10GBプラン | 2,960円/月 | 3,810円/月 | |
20GBプラン | 4,750円/月 | 5,600円/月 | |
30GBプラン | 6,150円/月 | 7,000円/月 |
楽天でんわ10分かけ放題のメリット・特徴
月額850円プラスで10分以内の国内通話がかけ放題
楽天でんわ10分かけ放題は、月額850円で10分以内の国内通話がかけ放題で利用できます。
お店に問い合わせたり、友達との今着いたって連絡だったり、プライベートでちょっとしたことを伝える時に電話を利用する人など、短めの通話が多い人にオススメのオプションです。
なお、大手キャリアだと5分以内のかけ放題オプションは月額1,700円かかります。
例えばドコモの料金プランは以下のようになっています。
※表が途切れている場合横にスクロールしてご覧ください。
プラン | 月額基本料 | SPモード | カケホーダイライトプラン (5分かけ放題) | 月々の支払いイメージ |
---|---|---|---|---|
データSパック (2GB) | 3,500円/月 | 300円 | 1,700円/月 (2年縛りあり、 2年縛りなしの場合は 3,200円/月) | 5,500円 |
データMパック (5GB) | 5,000円/月 | 7,000円 | ||
ウルトラデータLパック (20GB) | 6,000円/月 | 8,000円 | ||
ウルトラデータLLパック (30GB) | 8,000円/月 | 10,000円 |
大手キャリアと比較すると、10分かけ放題が付いた5GBのプランを楽天モバイルなら月半額以下で利用できます。
また「楽天でんわ」を利用したときの通話料金10円/30秒から逆算すると、月に43分以上10分以内の通話をかける時は10分かけ放題を利用したほうがお得になります。
1日1回2分の電話をかける人、週に2回以上10分の電話をかける人などは10分かけ放題を利用したほうが料金が安くすむはずです。
10分を超えてしまった時でも通話料は半額
10分かけ放題を利用していて通話が10分を超えてしまった時でも、通常の通話料金の半額10円/30秒で通話できます。
ついつい時間を忘れて電話してしまった時でもお財布に優しいシステムです。
電話回線なので通話の質が高い
楽天でんわ10分かけ放題は前述した楽天でんわを利用しています。
楽天でんわは電話回線を利用しているので、キャリアで電話をかけるのと大差ない電話品質で通話ができます。
また相手に使っている電話番号がちゃんと通知されます。
楽天でんわ10分かけ放題のデメリット・注意点
楽天でんわアプリから通話を発信しないとかけ放題の対象にならない
「楽天でんわ10分かけ放題」は、楽天でんわの通話がかけ放題の対象になるオプションです。
そのため楽天でんわアプリから発信するか、通常の電話アプリ(端末に最初からインストールされている電話アプリ)では、楽天でんわのプレフィックス番号0037-68を相手の電話番号の前につけてから発信しないとかけ放題の対象になりません。
楽天でんわアプリから発信せずに、プレフィックス番号も付けないで通話をかけた場合、通常の通話料金20円/30秒が発生します。
かけ放題をつけることが出来るのは楽天モバイルの通話SIMのみ
「楽天でんわ10分かけ放題」オプションは、楽天モバイルの通話SIMのみ加入することができます。
データ通信専用SIMでは利用することができません。
データ通信SIMでかけ放題オプションを利用したい場合は、IP電話方式を利用するイオンモバイルの050かけ放題などが有ります。
110番等の3桁番号は利用できない
楽天でんわは、110番・119番などの3桁番号など発信ができない番号があります。
なお、通常の電話アプリからは発信できますのでそこまでのデメリットにはなりません。
まとめ
楽天でんわは楽天モバイルの通話SIM契約者なら利用して損はありません。また、楽天でんわは楽天モバイル以外の携帯電話事業者と契約していても利用することができます。
かけ放題は短めの通話がメインなら10分かけ放題、長電話も利用するならかけ放題と通話スタイルに合わせて選んでみて下さい。どちらのかけ放題でも、大手キャリアより格安でスマホを維持することが出来るはずです。
楽天モバイルは、以下のページで料金プランや特長・注意点などをまとめています。ぜひご覧下さい。
楽天モバイルには大手キャリアみたいにかけ放題はあるのかなぁ…。
私は電話使うほうだから、かけ放題がないと料金高くなっちゃいそう…