OCN モバイル ONEは、他の格安SIMにない日次プランが特長の格安SIMです。
そこでOCNモバイルONEの料金プランについてまとめました。
またOCNモバイルONEの特長や注意点をご紹介します。
目次
OCN モバイル ONEの料金プランやオプションサービス
OCN モバイル ONEとは
OCN モバイル ONEは、NTTコミュニケーションズが運営する、ドコモの回線を利用した格安SIMです。
OCN モバイル ONEの料金プラン
プラン | データ通信専用SIM | SMS対応SIM | 音声対応SIM | |
---|---|---|---|---|
初期費用 | SIMパッケージ費用:3,000円 SIMカード手数料:394円/枚 | |||
月額料金 | 110MB/日 | 900円 | 1,020円 | 1,600円 |
170MB/日 | 1,380円 | 1,500円 | 2,080円 | |
3GB/月 | 1,100円 | 1,220円 | 1,800円 | |
6GB/月 | 1,450円 | 1,570円 | 2,150円 | |
10GB/月 | 2,300円 | 2,420円 | 3,000円 | |
20GB/月 | 4,150円 | 4,270円 | 4,850円 | |
30GB/月 | 6,050円 | 6,170円 | 6,750円 | |
500Kbps (15GB/月)※ | 1,800円 | 1,920円 | 2,500円 | |
SMS送受信料 | -- | 国内3円/通 受信/無料 | ||
音声通話サービス | 通話料金 | -- | -- | 通常20円/30秒 OCNでんわアプリからの発信国内通話料:10円/30秒 |
定額通話オプション | -- | -- | 10分かけ放題:月額850円 トップ3かけ放題:月額850円 かけ放題ダブル:月額1,300円 | |
留守番電話サービス | -- | -- | 月額300円 | |
キャッチホン | -- | -- | 月額200円 | |
解約違約金 | -- | -- | 8,000円 (利用開始月を1カ月目として6カ月目までに解約した場合) | |
提供エリア | NTTドコモのLTE/3G網のサービスエリア |
※最大通信速度が500kbpsのプランです。ひと月ごとに通信容量を超えた場合、通信速度送受信時最大200kbpsになります。
OCN モバイル ONEのキャンペーン情報
OCN モバイル ONEが現在行っているキャンペーンは、以下のページで詳しくまとめています。
OCN モバイル ONEの特長やメリット
一日ごとにスッキリ使える1日単位(Day)プラン
OCN モバイル ONEは、1日の高速データ通信量でプランを選ぶことができる、「110MB/日コース」と「170MB/日コース」が用意されています。
1日に使うデータ通信量で選ぶことができるプランは、他の格安SIMにはない特徴的なプランです。
一日単位(Day)プランの料金
- 110MB/日プラン
データ通信専用SIM:900円/月額
音声通話機能付きSIM:1,600円/月額 - 170MB/日プラン
データ通信専用SIM:1,380円/月額
音声通話機能付きSIM:2,080円/月額
この料金プランだけを見ても、このプランがお得なのか全くわから無いと思います。
そこで、OCNモバイルONEの1日単位プランがはたしてお得なのかを比較してご紹介します。
110MB/日プランを比較
- 1ヶ月=31日
- 1日に使う事のできる高速データ通信量、110MBを毎日使い切る
という条件だと、110MB/日のプランは月に3.41GB使うことができます。この条件に近い3GB~4GBの格安SIMプランを比較していきます。
MVNO | データ通信専用SIM | データ通信専用SIM 1GBあたりの値段 | 音声通話機能付きSIM | 音声通話機能付きSIM 1GBあたりの値段 |
OCN モバイル ONE 110MB/日プラン(3.41GB) | 900円 | 263.9円 | 1,600円 | 469.2円 |
イオンモバイル (4GB) | 980円 | 245円 | 1,580円 | 395円 |
DTI SIM (3GB) | 840円 | 280円 | 1,490円 | 496.7円 |
DMMモバイル (3GB) | 850円 | 283.3円 | 1,500円 | 500円 |
エキサイトモバイル (最適料金プラン~4GB) | 1,100円 | 287.5円 | 1,850円 | 462.5円 |
楽天モバイル (3.1GB) | 900円 | 290.3円 | 1,600円 | 516.1円 |
エキサイトモバイル (最適料金プラン~3GB) | 880円 | 293.3円 | 1,580円 | 526.7円 |
mineo (Dプラン3GB) | 900円 | 300円 | 1,600円 | 533.3円 |
nuroモバイル (3GB) | 900円 | 300円 | 1,600円 | 533.3円 |
IIJmio (Dプラン3GB) | 900円 | 300円 | 1,600円 | 533.3円 |
NifMo (3GB) | 900円 | 300円 | 1,600円 | 533.3円 |
BIGLOBE SIM (3GB) | 900円 | 300円 | 1,600円 | 533.3円 |
b-mobile (おかわりSIM~4GB) | 1,250円 | 312.5円 | 2,050円 | 512.5円 |
b-mobile (おかわりSIM~3GB) | 1,000円 | 333.3円 | 1,800円 | 600円 |
OCN モバイル ONE (3GB定額プラン) | 1,100円 | 366.7円 | 1,800円 | 600円 |
LINEモバイル (コミュニケーションフリープラン3GB) | 1,110円 (SMS付き) | 370円 | 1,690円 | 563.3円 |
1GBあたりの値段でみてみると、パケットを最大限利用した場合にはOCNモバイルONEの110MB/日プランは、最安とは言わないまでもかなり安い部類に入ります。
170MB /日プランを比較
- 1ヶ月=31日
- 1日に使う事のできる高速データ通信量、170MBを毎日使い切る
上記の条件だと、170MB/日のプランは月に5.27GB使うことができます。この条件に近い5GB~6GBの格安SIMプランと比較していきます。
MVNO | データ通信専用SIM | データ通信専用SIM 1GBあたりの値段 | 音声通話機能付きSIM | 音声通話機能付きSIM 1GBあたりの値段 |
OCN モバイル ONE 170MB/日プラン(5.27GB) | 1,380円 | 261.9円 | 2,080円 | 394.7円 |
OCN モバイル ONE(6GB 定額プラン) | 1,450円 | 241.7円 | 2,150円 | 358.3円 |
BIGLOBE SIM (6GB) | 1,450円 | 241.7円 | 2,150円 | 358.3円 |
DMMモバイル (5GB) | 1,210円 | 242円 | 1,910円 | 382円 |
DTI SIM (5GB) | 1,220円 | 244円 | 1,920円 | 384円 |
イオンモバイル (6GB) | 1,480円 | 246.7円 | 1,980円 | 330円 |
IIJmio (Dプラン 6GB) | 1,520円 | 253.3円 | 2,220円 | 370円 |
nuroモバイル (5GB) | 1,300円 | 260円 | 2,000円 | 400円 |
エキサイトモバイル (最適料金プラン~6GB) | 1,600円 | 266.7円 | 2,300円 | 383.3円 |
楽天モバイル (5GB) | 1,450円 | 290円 | 2,150円 | 430円 |
エキサイトモバイル (最適料金プラン~5GB) | 1,450円 | 290円 | 2,150円 | 430円 |
b-mobile (おかわりSIM~5GB) | 1,500円 | 300円 | 2,300円 | 460円 |
mineo (Dプラン 6GB) | 1,580円 | 316円 | 2,280円 | 456円 |
LINEモバイル (コミュニケーションフリープラン 5GB) | 1,640円 (SMS付き) | 328円 | 2,220円 | 444円 |
170MB/日の料金プランは、1GBあたりの値段で見ていくと同じOCNモバイルONEの定額6GBプランのほうが安いですし、そこまで割安感はありません。
日次コースは翌日まで容量の繰越ができる
OCN モバイル ONEの110MB/日プラン、170MB/日プランは使い切れなかった高速データ通信の容量を次の日まで繰越することができます。
また繰り越した容量が有る場合には、繰越分が優先されて消費されます。
当日の容量がなくなった場合、通信速度は200kbpsになる
日次コースで当日の容量がなくなってしまった場合、通信速度が200kbpsに制限されます。
この制限は、翌日の0:00に解除されます。
タイプ別に見る1日(Day)プランのおすすめ度
- 毎日のデータ通信が大きく変動しない人
- 月末前に、容量がなくなってしまう人
- 1日のデータ通信量が安定していない人
「OCNモバイルONE」の1日(Day)プランは、通信容量を使い切ってしまっても、翌日にはまた使うことの出来る通信容量がリセットされるという特徴があります。
日次プランなら、その日の利用できるパケットを使い切ってしまうと通信速度が制限されてしまいますが、1日毎に通信速度の制限は解除されるので、翌日はまたスッキリした状態でスマホの通信を行えます。
月末前、パケットを使い切ってしまって何日間も通信速度のが制限されることは有りません。
ですが、週の半分以上パケットを余らせてしまう様な使い方では、容量の繰越分が消滅する可能性大です。
そのような使い方の人だと、毎日容量を捨てながら利用している状況になりかねませんのでおすすめできません。
日次プランも、月次プランも基本通信容量の繰越は可能
使うことの出来る高速通信容量が余ってしまった場合、日次プランは翌日まで、その他のプランは翌月まで繰越ができます。
また、基本容量に加え繰り越し分や、データ容量の追加購入などがある場合の通信容量の消費順序は、利用期限が早いものから消費していくので安心です。
プラン(コース)の変更は無料
「OCN モバイル ONE」は、契約しているプランの変更が、月に1回まで無料で出来ます。
「基本通信容量の繰越サービスがある場合は、翌月のプランを1段階容量の少ないプランに変更する。」など繰り越しサービスとの組み合わせで月額料金の節約が可能です。
- 「3.0GB/月」「6.0GB/月」「10.0GB/月」「20.0GB/月」「30.0GB/月」コースから「110MB/日」「170MB/日」コースへ変更した場合には、基本通信容量の繰越分は当月1日まで利用できます。
- 「3.0GB/月」「6.0GB/月」「10.0GB/月」「20.0GB/月」「30.0GB/月」コースから「500kbps」コースへ変更した場合には、基本通信容量の繰越分は当月末日まで利用できます。繰り越し容量の通信速度上限は500kbpsです。
- 「110MB/日」「170MB/日」コースから「3.0GB/月」「6.0GB/月」「10.0GB/月」「20.0GB/月」「30.0GB/月」コースへ変更した場合には、前月最終日の基本通信容量の繰越分は当月末日まで利用できます。
- 「110MB/日」「170MB/日」コースから「500kbps」コースへ変更した場合には、前月最終日の基本通信容量の繰越分は当月末日まで利用できます。繰り越し容量の通信速度上限は500kbpsです。
・データ通信専用SIM→音声通話機能付きSIMへの変更:3,000円
・音声通話機能付きSIM→データ通信専用SIMへの変更:1,800円(最低利用期間内の場合、別途解約違約金8,000円/不課税)
が必要です。
通話料がオトクな「OCNでんわアプリ」と種類が豊富なかけ放題オプション
「OCNでんわアプリ」から電話を発信すると、通常20円/30秒の国内通話料金が半額の、10円/30秒で利用できます。
「OCNでんわアプリ」は、手続き不要で、専用アプリから通話を発信するだけで料金の割引が適用されます。
10分かけ放題オプション
月額850円のオプション、「OCNでんわ 10分かけ放題オプション」を利用すれば、10分以内の国内通話なら、何回でも定額で電話をかけることが可能です。
- 「OCNでんわ 10分かけ放題オプション」は、「OCNでんわアプリ」からの発信のみ、10分かけ放題の対象になります。端末に最初から用意されてる電話アプリからの電話の発信は無料通話の対象にはならないので注意が必要です。
- 通話が10分を超えた場合は、超過分は10円/30秒の通話料金が発生します。
- 10分以上の通話の場合は、10分以内に1回通話を切って、再度かけ直せば、無料通話の対象です。
トップ3かけ放題
「トップ3かけ放題」オプションは、月額850円で、その月の国内の通話料が高かった、上位3番号の通話料が無料で利用できます。
- 上位3番号は自動で判定されます。
- 上位3番号以外への通話は10円/30秒の通話料金が発生します。
- 「トップ3かけ放題オプション」は、「OCNでんわアプリ」からの発信のみ、かけ放題の対象になります。端末に最初から用意されてる電話アプリからの電話の発信は無料通話の対象にはならないので注意が必要です。
かけ放題ダブル
「かけ放題ダブル」オプションは、月額1,300円で
- 10分以内の国内通話がかけ放題で利用できます。
- 10分超過分の国内の通話料が高かった、上位3番号の通話料が無料で利用できます。
- 上位3番号以外の10分以上の通話は10円/30秒です。
- 上位3番号は自動で判定されます。
- 「かけ放題ダブルオプション」は、「OCNでんわアプリ」からの発信のみ、かけ放題の対象になります。端末に最初から用意されてる電話アプリからの電話の発信は無料通話の対象にはならないので注意が必要です。
OCNでんわとかけ放題オプションについては以下のページで詳しく解説していますので、そちらもご覧ください。
データ通信の高速⇔低速の切り替えができるターボ機能
OCN モバイル ONEの「ターボ機能」はデータ通信の高速⇔低速の切り替えができる機能です。
ターボ通信がオンの時は、最大262.5Mbpsで高速通信ができますが、基本容量を消費してしまいます。
ターボ通信がオフの時は、最大200kbpsの低速通信ですが、基本容量を消費しないでデータ通信ができます。
ターボ通信オフで基本容量の節約ができる
LINEのテキストメッセージのやり取りや、ニュースサイトの閲覧など、あまり高速データ通信を必要としない場面でのデータ通信時にターボ機能をオフにすることで、基本容量の節約が行えます。
ターボ機能の使い方
スマホアプリもしくはマイページから簡単にターボ機能のオン、オフの切替ができます。
- アプリの場合
アプリを起動して、ON/OFF切替ボタンを押すことで簡単にできます。
ウィジェットでも簡単に切り替え操作が可能です。
- マイページの場合
マイページにログイン後、ターボ切替ボタンをクリックで切替完了です。
低速通信に切り替えても便利なバースト機能
格安SIMの中には、低速通信時でも通信を始めた一部を高速でデータ通信ができる機能、「バースト機能」が備わっている場合があります。
OCN モバイル ONEは「低速通信を開始する時に、150KBのみ高速通信出来る」バースト機能が備えられています。
速度制限がない
OCN モバイル ONEは、格安SIMで設定されている事がある、「1日制限」・「3日制限」が設定されていません。
この制限は、「規定された日数の間に、規定された通信量以上データ通信をすると、データ通信を制限する」というものです。
OCN モバイル ONEは高速データ通信はもちろん、ターボ機能オフの低速データ通信でも好きな時に好きなだけデータ通信の利用が可能です。
初月は月額利用料無料
OCN モバイル ONEは、利用開始月の月額基本料が無料で利用できます。
OCN モバイル ONEのデメリット、注意点
格安SIMは一長一短有るのが多いですが、「OCN モバイル ONE」は他の格安SIMと比較しても特にデメリットとなる点はあまり無い、バランスの良い格安SIMです。しいてあげるとすれば、以下の2点くらいでしょう。
- 月額料金が他の格安SIMと比較して、特に安いわけではない。(2017年2月から料金設定そのままで基本容量5GBのプランが6GB使えるようになったりと、料金設定でのデメリットもなくなっていっています。)
- 他の格安SIM同様、音声通話機能付きSIMは最低利用期間(利用開始月を1ヵ月目として6ヵ月目まで)が設定されていて、この間に解約する場合には解約違約金として8,000円(不課税)が必要です。
OCN モバイル ONEのまとめ
料金プラン | 月額900円から |
最低利用期間 | 音声通話機能付きSIMは利用開始月を1ヵ月目として6ヵ月目まで |
通信制限 | プランの容量を使い切るまで無し |
通話かけ放題サービス | 10分かけ放題 月額850円 |
速度切替 | マイページ、アプリから可能 |
バースト機能 | 有り |
余った容量の繰り越し | 日次プランの場合は翌日まで有り 月次プランの場合は翌月まで有り |
「OCN モバイル ONE」は特に短所らしい短所がなく、バランス良くいいところが詰まった格安SIMです。
様々なコースが用意されていて、コースの変更、通話かけ放題オプションや、ターボ機能など、有ると便利な機能は一通り揃っています。
運営会社も大きく、1社の格安SIMと長く付き合っていきたい人でも安心できる格安SIMです。