
IIJmioはデータ通信を利用しすぎると通信速度が制限される場合があります。
そこでIIJmioの速度制限についてまとめました。
高速データ通信時と低速データ通信時の速度制限についてそれぞれご紹介します。
またIIJmioで通信速度制限にならないように、私が注意していることをご紹介します。
- IIJmioのタイプDには、高速データ通信の使いすぎによる速度制限はありません
- タイプAは、高速データ通信の使いすぎによる速度制限になる可能性があります
- タイプD・タイプAとも、低速データ通信時は、使いすぎるとさらに遅い速度に制限されてしまう可能性があります
- パケットの残量は、マイページかIIJmioクーポンスイッチから確認できます
目次
格安SIMの速度制限
IIJmioの速度制限を解説する前に、格安SIMの速度制限について簡単に説明します。
格安SIMの速度制限には、大きく分けると以下の2種類があります。
- 高速データ通信の速度制限⇒高速データ通信時でも、制限された通信速度になる
- 低速データ通信の速度制限⇒低速データ通信時に、低速よりさらに制限された速度になる
高速データ通信時の速度が制限されるのは、利用できる高速通信容量(パケット)の残量がなくなってしまい速度制限される場合と、各格安SIMで決められた既定値を超えて高速データ通信をした場合に速度制限する場合があります。
低速データ通信時の速度が制限されるのは、一般的には、各格安SIMで決められた既定値を超えて低速データ通信をした場合に速度制限されます。
契約しているプランの1月に利用できる高速通信容量(パケット)を利用してしまい速度制限されることを、最近ではパケ死と呼ばれたりしています。
格安SIMで決められた既定値を超えて高速データ通信をした場合に速度制限する場合は、既定値が◯日間の間で◯GB(◯MB)以上高速データ通信をした場合、◯日間高速データ通信を制限するというものです。◯の部分は各格安SIMで異なりますが、3日間に設定している格安SIMが多いことから3日制限と呼ばれています。
IIJmioの速度制限
IIJmioで速度が制限される条件は以下の通りです。
タイプD | タイプA | |
容量を使い切ってしまった場合 | 高速データ通信が制限される | |
直近3日間で6GB以上高速通信をした場合 | — | 制限される |
低速データ通信の速度制限 | 3日間で366MBを超えた場合、4日目に当該SIMカードの通信速度を制限する場合があり |
IIJmioの速度制限は、契約しているプランがタイプD(ドコモプラン)かタイプA(auプラン)かによって変わってきます。
それぞれのプランの速度が制限される条件について詳しくみていきます。
タイプD(ドコモプラン)の高速データ通信の速度制限
タイプD(ドコモプラン)は、容量を使い切ってしまった場合のみ高速データ通信が制限されます。
高速データ通信の使いすぎによる速度制限の既定値はありません。
タイプA(auプラン)の高速データ通信の速度制限
タイプA(auプラン)は、容量を使い切ってしまった場合・直近3日間で6GB以上高速通信した場合に速度が制限されます。
直近3日間の通信量による速度の制限は、IIJmio側の制限ではなく回線提供元のKDDIの制限です。
mineoなど、IIJmio以外にau回線を提供している格安SIMでもIIJmioと同様に直近3日間で6GB以上高速通信した場合は、通信速度が終日制限される場合があります。
なお、直近3日間というのは、当日は含まれず3日前までさかのぼって計算します。
例
1/1⇒3GB
1/2⇒2GB(合計5GB)
1/3⇒3GB(合計8GB)
1/4⇒制限
1/5⇒3GB(合計6GB)
1/6⇒制限
IIJmioの低速データ通信の速度制限
低速データ通信状態では、3日間で366MBを超えた場合、4日目に当該SIMカードの通信速度を制限する可能性があります。
この制限はプランD・プランAともに設定されています。
IIJmioの通信量の締め日
IIJmioの基本プランの容量は、月末にリセットされます。
契約時期や契約プランによってデータ容量のリセットされるタイミングは変わらず、毎月1日に契約しているプランのデータ容量が付与されます。
IIJmioを契約した日が1日でも、20日でも、データ容量のリセットは毎月1日です。
IIJmioのデータ容量の残量の確認方法
現在どのくらいデータ容量が残っているかの確認は、IIJmioのマイページもしくは「IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)」から確認できます。
それぞれの確認方法について詳しく解説していきます。
「IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)」から確認する方法
- 「IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)」を起動します。
- Google Play⇒IIJmioクーポンスイッチ
- App Store⇒IIJmioクーポンスイッチ
- 初回起動時はmioIDとパスワードを入力してログインします。
mioIDは、申し込みが完了した時に届いたメールに記載されています。
mioIDは変更できないので忘れずに保管しておきましょう。
mioIDがわからない人は、登録したメールアドレスのパスワードが分かるならIIJmioのマイページからmioIDを確認できます。
ログイン後、右上のメニュータブ(≡)をタップ→【会員専用ページ】をタップ→【ご契約内容の確認】をタップ→一番上のご契約者情報のところにmioIDが記載されています。
- ログイン後の表示画面で総残量のところに記載されています。
マイページから確認する方法
- IIJmioのマイページにログインします。
- ログイン後、右上のメニュータブ(≡)をタップ→【会員専用ページ】をタップします。
- 下の方にスクロールしていき、【mioモバイル/mioモバイルプラス会員ページ】をタップします。
- 「クーポンの設定」にある【クーポンの残量・有効期限】をタップします。
- 次のページで下の方にスクロールすると、総残量が確認できます。
IIJmioの過去のデータ利用量の確認方法
タイプDでは低速データ通信時の3日制限、タイプAでは高速データ通信時・低速データ通信時の3日制限にならないように、IIJmioでは過去のデータ利用量の確認ができます。
- IIJmioのマイページにログインします。
IIJmioのマイページは上記のリンクか下記QRコードをスマホで読み込むと移動できます。 - ログイン後、右上のメニュータブ(≡)をタップ→【会員専用ページ】をタップします。
- 下の方にスクロールしていき、【mioモバイル/mioモバイルプラス会員ページ】をタップします。
- 「クーポンの設定」にある【データ利用量照会】をタップします。
- 次のページで下の方にスクロールすると、4日間のデータ利用量のが確認できます。
【過去30日分を表示】をタップすれば過去30日分のデータ利用量が確認できます。
IIJmioの速度制限の解除方法
IIJmioの高速データ通信の速度制限の解除方法
基本プラン容量を使い切ってしまい速度制限になった場合は、容量が復活すれば通信速度制限が解除されます。
具体的には、以下の方法があります。
- 翌月まで待つ
- クーポンを追加チャージをする
直近3日間で6GB以上高速通信した場合にされるAプランの速度制限は、制限当日に容量がリセットされてもクーポンチャージをしても速度制限は解除されません。
直近3日間の高速通信の合計使用量が6GBを下回るまで、通信速度制限は解除されませんので注意して下さい。
なお、通信速度制限中でもWi-Fiを利用すればIIJmioの通信速度制限は関係なく高速通信ができます。
IIJmioの低速データ通信の速度制限の解除方法
低速データ通信の速度制限になった場合、高速データ通信をONにすることで通信規制中でも高速データ通信が利用できます。
高速データ通信容量が残っていない場合、 クーポンを追加チャージし、高速データ通信をオンにすることで通信規制中でも高速データ通信が利用できます。
IIJmioで速度制限にならないためには

契約プランを変える
毎月、月末前に基本プラン容量を使い切ってしまっている人は、そもそもの契約しているプランを変えてみるのが手っ取り早い解決策かもしれません。
IIJmioは基本容量の変更が無料でできます。
毎月パケットが足りなくなってチャージをするのなら、契約している基本容量を一つ上のプランに変更したほうが安上がりですむ可能性が高いですし、無駄なストレスを感じないです。
変更前⇒変更後 | 月額料金:変更前⇒変更後 (ドコモプラン・データSIMの場合) | 月額料金の差額 |
3GB⇒6GB | 900円⇒1,520円 | +620円 |
6GB⇒12GB | 1,520円⇒2,560円 | +1,080円 |
IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)を使って通信量を節約する
IIJmioでは高速データ通信がまだ残っている場合でも、IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)を使って低速通信に切り替えて利用することができます。
低速通信に切り替えるメリットは、通信容量を節約できることです。
低速通信時はデータ通信をしてもパケットを消費しません。
メールやLINEのメッセージの送信、テキストのみのニュースサイトの閲覧などは、低速通信でも体感では高速通信と変わらないように使いうことができます。
また、スマホは電源を入れているだけでメッセージを受信していないかなど少なからずデータ通信をしています。
この様な時にこまめに低速通信に切り替えることで、通信容量の節約ができます。
Wi-Fiをなるべく利用する
Wi-Fi利用中のデータ通信は、IIJmioのパケットを消費しません。そのため、たくさんデータ通信を利用する人でも、Wi-Fi環境が整っているのなら契約プランが3GBでも充分事足ります。
また、低速データ通信の規制中でもWi-Fi環境下なら、Wi-Fiの高速データ通信を利用できます。
IIJmio以外の格安SIMの速度制限
主要格安SIMの速度制限について簡単にご紹介します。
どの格安SIMでもパケット残量が無い状態では高速データ通信は利用できません。
ここでは高速通信時の3日制限と低速通信時の3日制限についてのせています。
表が途切れている場合は横にスクロールしてご覧ください。
格安SIM・プラン | 高速通信時の3日制限 | 低速通信時の3日制限 | |
---|---|---|---|
イオンモバイル | ドコモ回線(タイプ1) | 無し | 3日あたりの通信量が366MBを超えた場合 |
ドコモ回線(タイプ2) | 無し | 無し | |
au回線 | 直近3日間あたりの通信量が6GBを超えた場合 | 3日あたりの通信量が366MBを超えた場合 | |
エキサイトモバイル | 無し | 3日あたりの通信量が366MBを超えた場合 | |
楽天モバイル | 無し | 無し | |
BIGLOBEモバイル | タイプD | 無し | 無し |
タイプA | 直近3日間あたりの通信量が6GBを超えた場合 | 無し | |
DMMモバイル | 無し | 3日あたりの通信量が366MBを超えた場合 | |
DTI SIM | 無し | 無し | |
IIJmio | タイプD | 無し | 3日あたりの通信量が366MBを超えた場合 |
タイプA | 直近3日間あたりの通信量が6GBを超えた場合 | ||
LINEモバイル | 無し | 無し | |
mineo | Dプラン | 無し | 無し |
Sプラン | |||
Aプラン | 直近3日間あたりの通信量が6GBを超えた場合 | 無し | |
NifMo | 以下のプランで1日あたりの基準を超えると、当日は制限される。 3GBプラン:650MB 7GBプラン:1500MB 13GBプラン:2800MB | 無し | |
nuroモバイル | 有り (詳細は不明) | 無し | |
OCNモバイルONE | 無し | 無し |
au回線を利用しているプランはIIJmio以外のどの格安SIMでも、高速データ通信時は「直近3日間あたりの通信量が6GBを超えた場合」は、回線の大元であるKDDIから高速データ通信を制限される可能性があります。
まとめ
IIJmioの速度制限の条件 | |
高速データ通信時 |
|
低速データ通信時 | 直近3日間の低速データ通信量の合計が366MBを超えた場合 |
低速データ通信時の速度制限になってしまうと、データ通信がほぼ使い物になりません。
IIJmioの低速データ通信時は、使いすぎによる通信速度制限に注意が必要です。
IIJmioの料金プランや特長、注意点は以下の記事で詳しくまとめていますのでそちらも参考にしてみて下さい。
現在IIJmioでは、新規でSIMを契約すると
- 新規契約でかかる3,000円の初期費用が1円
- 音声SIMならさらに 3ヶ月間1,000円割引
で利用できる、「シェアNo.1記念 スマホ代月額300円キャンペーン」を実施しています。
キャンペーンが適用された月額料金とデータ容量は以下のとおりです。
※表が途切れている場合横にスクロールしてご覧ください。
プラン | データ通信専用SIM | SMS機能付きSIM | 音声通話機能付きSIM | |
---|---|---|---|---|
ミニマムスタートプラン | タイプD | 900円/月 | 1,040円/月 | ▼ 600円 |
タイプA | -- | 900円/月 | ||
ライトスタートプラン | タイプD | 1,520円/月 | 1,660円/月 | ▼ 1,220円 |
タイプA | -- | 1,520円/月 | ||
ファミリーシェアプラン | タイプD | 2,560円/月 | 2,700円/月 | ▼ 2,260円 |
タイプA | -- | 2,560円月 |
IIJmioのキャンペーンの詳細は以下の記事をご覧ください。
IIJmioはデータ通信をまとめて使いすぎると速度制限になるらしいんだけれど、どのくらい利用すれば遅くなっちゃうんだろう・・・
動画をまとめてみたりしたら危ないのかなぁ・・・